第60回全日本吹奏楽コンクール
    平成24年10月27日(土) /宇都宮市文化会館

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    大学の部

    1
    東関東 茨城県 流通経済大学吹奏楽部 (指揮/花坂義孝) ※8年ぶり3回目

    4/青い水平線 (F.チェザリーニ)

    神奈川大学の3出休みを受け8年ぶりの出場です。「青い水平線」は2003年に埼玉栄高の演奏でコンクール全国大会に初登場し今や自由曲としても人気の高い作品ですが、大学部門では今回が初登場となります。第60回全日本吹奏楽コンクール・全部門の中でのトップバッターとして華々しい演奏を期待したいと思います。これまで銀賞2回を受賞しています。

    2
    北陸 富山県 富山大学吹奏楽団 (指揮/建部知弘) ※3年ぶり4回目

    4/交響曲1997「天地人」 (譚盾/天野正道)

    金沢大学の3出を阻止して見事に代表となりました。富山大学が支部大会で金沢大学を押さえたのは今回が初めてですね。譚盾(タン・ドゥン)は現代中国を代表する作曲家。「交響曲1997天地人」は、1997年7月1日の香港返還の式典のために作曲された作品です。北陸代表からは過去に1度も金賞が出ていません。これまで銅賞3回を受賞しています。


    3
    中国 岡山県 川崎医療福祉大学ウインドオーケストラハートフルウインズ (指揮/岩田俊哉) ※2年ぶり7回目

    5/「サウンド・アンド・スモーク」より U.押し寄せる視線 (V.クォン)

    毎年意欲的に吹奏楽オリジナル作品を取り上げており、新しいレパートリーを開拓する姿勢は素晴らしいと思います。今回の「サウンド・アンド・スモーク」は2011年に発表された作品で、もちろん全国大会初登場。中国代表の金賞は2003年(広島大)の1回のみ。奮起を期待したいところです。これまで銀賞2回、銅賞4回を受賞しています。


    4
    九州 長崎県 長崎大学吹奏楽部 (指揮/篠原昴太) ※初出場

    4/交響詩「スパルタクス」 (J.ヴァン・デル・ロースト)

    福岡大学の3出休みの年、悲願の初出場を決めました。「スパルタクス」が大学部門に登場するのは2000年(流通経済大)以来12年ぶりです。同大学は毎年学生指揮者でコンクールに出場されているようで、今年の指揮の篠原氏も学生指揮者。著名な指揮者やバンドディレクターがひしめく大学部門で若い力をどこまで発揮できるか期待です。


    5
    北海道 札幌地区 北翔大学吹奏楽団 (指揮/菅原克弘) ※7年ぶり2回目

    3/プラトンの洞窟からの脱出 (S.メリロ)

    初出場のときは「浅井学園大学」という名称でしたが、2007年に北翔大学と校名が変更になりました。今年は札幌大学の3年連続出場を阻止しての出場で、喜びもひとしおでしょう。「プラトン〜」は「洞窟の比喩」を元に書かれた3つの楽章から成る作品で1993年に作曲されました。大学部門では今回が初登場です。これまで銅賞1回を受賞しています。


    6
    九州 福岡県 福岡工業大学吹奏楽団 (指揮/柴田裕二) ※3年連続13回目

    5/交響曲第4番より 第4楽章 (P.I.チャイコフスキー/M.ハインズレー)

    3回連続での3出達成です。自由曲は何とも懐かしい選曲ですね。70年代に大流行し全国大会では特に中学・高校部門でよく演奏されました。全国大会でのチャイコフスキー作品では「白鳥の湖」に次いで2番目に多い演奏回数です。意外にも大学部門では今回が初登場となります。この曲での金賞は1978年(浜松工業高)を最後に出ていません。これまで金賞2回、銀賞9回、銅賞1回を受賞しています。


    7
    東北 宮城県 東北福祉大学吹奏楽部 (指揮/松崎泰賢) ※2年連続9回目

    5/リヤン・エテルネル 〜浄められた天使たちの愛 (八木澤教司)

    今回も八木澤氏による委嘱作品での登場ですね。八木澤氏の東北福祉大学吹奏楽部委嘱シリーズ第6作品目にあたる作品で、「リヤン・エテルネル」とはフランス語で「永遠の絆」という意味。東日本大震災を題材にした作品だそうです。東北代表からは96年(東北学院大)を最後に金賞が出ていません。これまで銀賞6回、銅賞2回を受賞しています。


    8
    西関東 埼玉県 文教大学吹奏楽部 (指揮/佐川聖二) ※3出休み明け20回目

    3/トリトン・エムファシス (長生淳)

    93年以降3出休みを挟んで連続での出場で20回の大台に乗せました。常に安定した高いレベルの演奏を聞かせてくれるバンドです。「トリトン・エムファシス」は文教大学の2012年委嘱作品で、全国大会初演となります。佐川氏は一般のデアクライスブラスオルケスターも指揮されますが、W金賞といけるでしょうか。これまで金賞12回、銀賞7回を受賞しています。20回目の節目を金賞で飾りたいところです。


    9
    東海 長野県 信州大学吹奏楽団 (指揮/荒井弘太) ※初出場

    2/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より (B.バルトーク/森田一浩)

    静岡大学の3出休みを受け、信州大学が初代表を決めました。支部大会では長野県代表として常連バンドです。指揮の荒井氏は同大学を2000年から指揮されており、13年目にして悲願の全国出場を果たされました。大学部門では唯一の課題曲2。自由曲「中国の不思議な役人」は2009年(支部金賞)以来2回目の選曲です。東海支部からは1991年(三重大)を最後に金賞が出ていません。


    10
    関西 京都府 龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部 (指揮/若林義人) ※3年連続17回目

    1/ハンガリー狂詩曲第2番 (F.リスト/井澗昌樹)

    4回連続の3出達成。大学部門では唯一の課題曲1。自由曲は昨年まで8回連続で酒井作品でしたが、2000年(惑星)以来12年ぶりに編曲作品で登場。「ハンガリー狂詩曲」は有名なリストのピアノ作品で数多くコンクールに登場してきましたが、意外にも大学部門では今回が初登場。編曲の井澗氏は08年課題曲「火の断章」の作曲者です。これまでの龍谷大学とは180度違うカラーを見せてくれるのか楽しみです。これまで金賞8回、銀賞8回を受賞しています。


    11
    東京 東京都 東海大学吹奏楽研究会 (指揮/福本信太郎) ※2年連続5回目

    5/紺碧の波濤 (長生淳)

    駒澤大学の3出明けを阻止して連続代表。今回、福本氏は東海大学の他、アンサンブルリベルテ、相模原市民吹奏楽団の3団体を指揮されます。今回は課題曲・自由曲共に長生作品で揃えてきました。「紺碧の波濤」は創価グロリア吹奏楽団による2005年の委嘱作品です。昨年、1985年から続いていた東京代表の連続金賞記録が残念ながら途絶えてしまいましたが、是非とも今年は金賞復活に期待したいところ。これまで銀賞4回を受賞しています。


    12
    関西 大阪府 近畿大学吹奏楽部 (指揮/森下治郎) ※2年連続28回目

    3/アルメニアン狂詩曲第1番 (A.コミタス)

    28回出場は大学部門では最多出場。アレクサンダー・コミタスはオランダの作曲家。「アルメニアン狂詩曲第1番」は、オランダの作曲家基金団体の委嘱により、オランダ王立陸軍軍楽隊のために1990年に作曲された吹奏楽作品で、全国大会初演となります。これまで金賞19回、銀賞7回、銅賞1回を受賞しています。




    ※出場回数には、招待演奏、特別演奏を含んでおりません。



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