第63回全日本吹奏楽コンクール
    平成27年10月24日(土)/札幌コンサートホール Kitara

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    大学の部

    1東京 東京都 東海大学吹奏楽研究会 (指揮/福本信太郎) ※5年連続8回目

    5/遥か天鵞絨(朴守賢)

    福本氏指揮者就任2年目の2011年から都大会で負けなしの5年連続代表です。今年の全国大会のトップは、いきなり課題曲も自由曲も同じ作曲者という組み合わせから始まります。「天鵞絨」とは「ビロード」と読みますが、今年の7月に同大学のサマーコンサートにて初演されたばかりの作品。12分間の朴ワールドは非常に楽しみですね。これまで金賞3回、銀賞4回を受賞しています。


    2関西 京都府 龍谷大学学友会学術文化局吹奏楽部 (指揮/若林義人) ※2年連続19回目

    3/バレエ音楽「中国の不思議な役人」より(B.バルトーク/上埜孝)

    同大学としては初のバルトーク作品での出場です。昨年はショスタコーヴィチの「革命」の大熱演が印象に残っていますが、惜しくも銀賞でした。金賞常連バンドというイメージがありますが、2010年を最後に銀賞が続いています。そろそろ金賞復活と行きたいところです。これまで金賞8回、銀賞10回を受賞しています。

    3九州 福岡県 福岡工業大学吹奏楽団 (指揮/柴田裕二) ※2年連続15回目

    5/楓葉の舞(長生淳)

    自由曲は2003年のヤマハ吹奏楽団の委嘱作品。長生氏による四季の印象を盛り込まれたヤマハ委嘱作品「波の穂」「蒼天の滴」「翠風の光」に続く4作目で、冬・春・夏に続く「秋」を描写した作品です。2003年にヤマハが全国大会で演奏(金賞)した後、04年には浜松商高、富山商高が取り上げましたが、それ以降登場しませんでした。実に11年ぶりの登場です。これまで金賞3回、銀賞10回、銅賞1回を受賞しています。

    4東海 静岡県 静岡大学吹奏楽団 (指揮/三田村健) ※3年連続13回目

    3/歌劇「エレクトラ」より エレクトラの勝利の踊り(R.シュトラウス/田村文生)

    「エレクトラ」は有名な「サロメ」の次に書いたオペラ作品で1908年に完成し、翌1909年1月に初演されました。今回は伊予高校も同作品を取り上げますね。全国大会初演となります。シュトラウス作品は、サロメ、アルプス交響曲、ドンファン、ティル~等、自由曲として非常に人気の高いものが多いですが、この「エレクトラ」は人気レパートリーの仲間入りができるでしょうか? これまで銀賞9回、銅賞3回を受賞しています。

    5九州 福岡県 福岡教育大学吹奏楽部 (指揮/井上遼) ※2年ぶり9回目

    2/コリアン・ダンス(高昌帥)

    昨年まさかの県大会敗退から、見事な代表復活です。「コリアン・ダンス」は2002年の大阪音楽大学委嘱作品で、作曲者自身のルーツである朝鮮半島の音楽素材を取り入れた作品です。「1.プレリュード 2.パッサカリア 3.ロンドーフィナーレ」の3楽章から成ります。全国大会では04年(横浜BO)、2011年(創価学会関西吹)の2団体にしか演奏されていません。これまで銀賞4回、銅賞4回を受賞しています。

    6東北 山形県 山形大学吹奏楽団 (指揮/東海林達郎) ※9年ぶり4回目

    3/サスパリラ ~ウェスタンリキュール、西部男の白日酔夢~(J.マッキー)

    今年はマッキーの作品が大学・職場一般の部で4団体が演奏します。2005年に発表された作品ですが、全国大会では初登場となります。「サスパリラ」とは昔のアメリカ西部の酒場で飲まれていた酒の一種だそうです。福岡教育大と共に学生指揮者での出場となりますが、会場を大いに沸かせてほしいと思います。これまで銀賞1回、銅賞2回を受賞しています。

    7北陸 富山県 富山大学吹奏楽団(指揮/建部知弘)※4年連続7回目

    2/テレプシコーレ(B.マーゴリス)

    テレプシコーレはアンサンブルコンテスト等でよく演奏されるプレトリウス作曲の300曲以上から成る舞曲集です。アメリカの作曲者マーゴリスが吹奏楽大編成版として作曲(再編)したものです。全国大会では1993年に西宮市吹奏楽団が1度だけ演奏しているだけで、実に22年ぶりの登場となります。これまで銀賞3回、銅賞3回を受賞しています。

    8北海道 函館地区 北海道教育大学函館校吹奏楽団 (指揮/三笠裕也) ※6年ぶり22回目

    3/アスファルト・カクテル(J.マッキー)

    昨年まで5年連続で札幌地区のバンドが代表でしたが、6年ぶりに函館代表が復活しました。北海道の大学バンドとしては最も全国出場回数の多いバンドです、自由曲「アスファルト~」は昨年、名取交響吹が全国大会で披露し大いに会場を沸かせた作品ですね。北海道代表の金賞は過去2001年(札幌大)の1回のみ。今年は地元開催という地の利を活かすことが出来るでしょうか? これまで銀賞14回、銅賞7回を受賞しています。

    9中国 岡山県 川崎医療福祉大学ウインドオーケストラハートフルウインズ(指揮/岩田俊哉)※3年ぶり8回目

    3/オーロラは目覚める(J.マッキー)

    中国の常連バンドですが意外にも3年ぶりの出場です。毎回、意欲的な選曲が楽しみなバンドです。「オーロラ~」は自由曲は2009年のABAオストワルド賞受賞、NBAレヴェリ作曲コンテスト受賞曲であり、全国大会では2010年(百萬石WO)以来5年ぶりの登場となります。これまで銀賞2回、銅賞5回を受賞しています。

    10西関東 埼玉県 文教大学吹奏楽部 (指揮/佐川聖二) ※4年連続23回目

    3/シネマ・シメリック(天野正道)

    自由曲は文教大学の委嘱作品。作曲者自身の楽曲解説によれば、「架空の映画のためのサウンドトラック」として書き、それを吹奏楽曲にまとめあげたとコメントされています。今年は東関東のグラールWOも同作品を取り上げておりますが、全国出場を決めたのは文教大学だけでした。本作品は全国大会初演となります。これまで金賞14回、銀賞8回を受賞しています。

    11東関東 神奈川県 神奈川大学吹奏楽部 (指揮/小澤俊朗) ※3年連続43回目

    5/楽劇「サロメ」より 七つのヴェールの踊り(R.シュトラウス/小澤俊朗)

    43回出場は大学部門では最多、全部門通じてもNTT中国に次いで2番目の出場回数で、金賞26回は大学部門では最多受賞です。「サロメ」は88年・98年・05年に続いて10年ぶり4回目であり、同大としても十八番の選曲ですね。自由曲として毎年多くの団体が演奏していますが、今年の全国大会では意外にも神奈川大学1団体のみです。これまで金賞26回、銀賞9回、銅賞1回を受賞しています。

    12関西 大阪府 近畿大学吹奏楽部 (指揮/森下治郎) ※5年連続31回目

    5/久堅の幹(長生淳)

    昨年はプログラム1番でしたが、今年は最後の出演(差が激しいですね)です。自由曲「久堅(ひさかた)の幹」は2007年、中央大学吹奏楽部の第50回定期演奏会を記念した委嘱作品。単一楽章で演奏時間15分という吹奏楽曲としては比較的長い作品です。金賞受賞を20回の大台に乗せたいところですね。これまで金賞19回、銀賞10回、銅賞1回を受賞しています。




    ※出場回数には、招待演奏、特別演奏を含んでおりません。四国支部からの推薦団体はありません。


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